行政の判決について

行政の判決について

  • ◆S49.12.16 広島高裁 昭和47(行コ)7 公安委員会の裁決,運転免許停止処分各取消請求控訴事件◇

 

○ 主文
控訴人の被控訴人広島県公安委員会に対する控訴を棄却する。
原判決中、被控訴人広島県警察本部長に関する部分を取消す。
被控訴人広島県警察本部長が昭和四五年四月一四日控訴人に対してした六〇日間(実停止三〇日間)の運転免許停止処分を取消す。
訴訟費用は、第一、二審を通じ、被控訴人広島県公安委員会に生じた分全部と控訴人に生じた分の五分の一を控訴人の負担とし、その余を被控訴人広島県警察本部長の負担とする。
○ 事実
一 申立
(一) 控訴人は、「原判決を取消す。被控訴人広島県公安委員会が昭和四五年六月一一日控訴人に対してした広公委(運管)第九一二号審査請求棄却裁決を取消す。」、主文第三項同旨、「訴訟費用は、第一、二審とも被控訴人らの負担とする」との判決を求めた。
(二) 被控訴人らは、「本件控訴を棄却す

る。控訴費用は控訴人の負担とする」との判決を求めた。
二 主張と証拠関係
当事者双方の主張と証拠関係は、次のとおり付加するほか、原判決の事実摘示のとおりであるから、これを引用する。
(一) 控訴人の主張
1 本件転倒事故は、吊り輪の瑕疵のみを原因として発生したものである。すなわち、
バスの立客中、吊り輪を持つ者は、バスの動揺等によつて転倒しないため、自ら身体のバランス保持をせず、吊り輪に全体重をかけている。そのうえ、現在の交通状況下に当然予想される急激なハンドル・ブレーキ操作に際しては、吊り輪にこれを把持する立客の体重以上の力が加わる

ことは当然予想される。吊り輪は、これらを考慮して、通常の性能としては、通常人の全体重の三倍の力に耐えるよう計算されている。
本件事故に際し、控訴人がした程度のハンドル操作、これによるバ

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